『冴えない夜も二人で…』


「俺が誰かに喋ったらとか思わないですか?」

「う~ん その時は私に見る目が無かったとあきらめる…っていうか

話を聞いて貰えただけで何か既にどうでも良くなった気がするし…」

「先輩…俺と小説のネタになるような恋愛始めませんか?」

これはまたどういう展開だ?

彼の予想だにしなかった発言に呆然となる

「私、ヒロイン願望ないから無理…君もヒーローキャラじゃないよね?

私、羊やヤギに興味ないし…」

「あははーホントはっきり言うなぁーいいんですよ、ヒロイン、ヒーローじゃなくても

俺は先輩のこと好きですから…羊とヤギからは卒業して先輩限定で狼になります。」

こんな恋の始まりもあるのかな?

見上げた漆黒の空には綺麗な円を描くお月様が微笑んでいるように見えた…