___「見つけた。」 そして、ついに先ほどまで一言も喋っていない騎王の一番の権力者、総長と言う立場にいる男が口を開いた。 その男の視線は一点に集中している。 周りにどれだけ女がいて視界が悪くても、はっきりとその姿を捕えていて。 ゆっくりと、“目的”に向かって歩き出した。 「お前…、姫になれ。」 そして、転けて立ち上がっていない女に声をかけた。 ここに暴走族の姫が誕生した。