夏と冬



「じゃあいきますよー?
はい」


「んっ・・・!」


水面に顔を付けて足をバタつかせ、腕で水を切る。


俺ちゃんと泳げてる?


自分じゃイマイチわからない。


でも、いけるとこまで行ってみよう!


「き、如月さん・・・!」


あー、やっぱり泳ぐのって辛いな。


息が、苦しい・・・。


「如月さん!」


「どうしたの、トーカちゃん!?」


「先輩!
如月さんが!」


「夏芽がどうかした!?
見てる限り特に問題もなさそうだったけど!?」


「それが・・・!」


あー、苦しい。


もう泳ぐのやめてもいいかな・・・。


半分ぐらいは泳げたんじゃない?


それだったらすごいじゃん。


かなりの成長だよ。


でも、全然進んでなかったりして・・・。


それはそれで残念だけど、もうダメだ。


息が・・・持たない!