「すごいな、ホントに仁ってこれは得意だよな」


「まぁ、妹がいるからな。
ゲーセンに来ると毎回せがまれるんだ」


「ふーん、そりゃ上手くもなるよね」


「そっ。
で、後は他に取って欲しいものは?」


「え?
んー、得には・・・」


これも仁が元気になればと思って取ってもらったものだからなー。


ありがたく使わせてもらいますけど。


「なんだよ、別に遠慮しなくてもいいんだぞ?」


「遠慮はしてないけど・・・」


特に欲しいモノがないだけだ。


「んー、じゃあリズムゲームでもするか?」


「いいけど、また負けてもしらないからな?」


「はぁ!?
今度は負けねーし!
なめんなよっ!」


意地悪く笑う俺に、望むところだ!とでも言いそうに頬を引きつらせながら笑う仁。


まぁ結局は仁が負けたんだけどね・・・。