「そんなこと、できやしまへん。
どうかおゆるしください」
横を見ると芹沢は何やら芸子に無茶振りをしているようだった。
まだ新米に思える幼さが残った顔立ちの芸子に、高度な芸をやらせようとしているようだった。
・・・・・横暴なのは、大河ドラマと同じく、か。
「芹沢局長。私が芸をしますよ」
芹沢は意外だなとでも言いたそうな顔で私を見る。
これ以上騒ぎを起こされては店に迷惑だ。
これでも私は色んな役をやってきた。
・・・・・人気アイドルを、舐めるな。
「・・・・・ほぅ、それなりの芸はできるのだろうな?」
「もちろんです。
少なくとも観れるものだとは思いますよ」
私は芸子達のいる場所へと移動し、場所を少し分けてもらった。
さて、何の芸をやろうか・・・・・。



