「お主、全く呑んでおらんだろう?
もっと呑め。お主が主役の宴会だ。
勘定は気にするな」
「いえ。私は食事だけで満足です。
お酒はあまり飲みませんので」
未成年が酒を飲むのは現代では法律違反だ。
今は幕末にいるのだから、関係はないのかもしれないけど。
「美味しい食事だけでも充分満足です。
芹沢局長はもう少し呑まれてはいかがですか?
お酌しますよ」
「おお、すまんな」
芹沢に酒をトクトクと注ぐ。
一体どれだけ飲むつもりなのかわからないが、いっそのこと酔って早くこの宴会が終わってほしいと思う。
隊士達はバカみたいに酒を浴びてるし、原田や土方に至っては周りに芸子をはべらかせているし。
・・・・・私は何をしてればいいわけ?
少しずつ食事を食べながらそんなことを考える。



