「随分気の強いことを言うね……………それじゃ、僕等は勝手に君を監視させてもらうよ?異論はないよね?」


「……………あるわけないでしょう。」


「僕等のことを信じないのも君が決めることだから、口出しするつもりはないよ。」


「……………そう。」


私は、絶対に信じない。


【独り】で、生きてみせる。
















あれから数日。


とくにこれといったこともなく、日は進んでいった。


私の仕事も変わらない。


"監視"は、続いている。


当たり前、といったら当たり前だ。


先日、あんな事を言ってしまったのだから。


ついいつもの癖で少しばかり演技してしまったが、本当はあんな事を言うつもりではなかった。


────本当は、貴方達を信じてみたかったのに。


監視されるのはわかっていた、でも、それでも私は。


望んでしまったんだ。"仲間"というものを。


求めてしまったんだ。"愛情"というものを。


誰かに愛されることを望んだ。