仲間という名の雫



特別には。


だから、固まる理由なんてないはず。


「お前・・・・・・綺麗すぎだろ・・・・・・」


平助は頭をガシガシと掻きながら言う。


隙間から見える頬はほんのりと赤い。


そのまま平助はお勘定をしてくれて、お店を出た。








お店を出たあとはしばらく京の町を散歩した。


平助は静かにならないようにずっと世間話をしてくれた。


平助は他の幹部に比べて歳も近い。


「葵!俺買うものあるから少しここで待っててくれ!」


あるお店の前で平助はそう言った。


私は「いいよ」と頷きその場で待つことにした。


待ってる間、私はいろんなことを考えた。


どうして声が出ないのか、どうして私が時を超えたのか。


それと・・・・・・。


皆と、話したい。


そんな感情が、私の中に芽生えつつあった。