「非常に残念なお知らせがあります」 と、不意に先生が口を開いたのは 私が彼に興味をもってから一週間 経った日のこと。 「ずっと休んでいる44番の彼は 末期ガンでした」 って。 「もう学校にも来れないみたいです」 って。 そう、言ったんだ。