恋人という甘い肩書は、くすぐったくて、何だか恥ずかしくて。 この今までの距離から、一人占めできる、ちょっと一歩進んだ位置が気持ちいい。 好き、その先の感情にまだ追いつけないんだ。 奏はどれぐらい、私と同じぐらい好きっって思ってくれているかな? 「よし! 寝癖だから、アイス買って俺の家で太一見ながら食べることにしようぜ!」 そう言うと、思いっきり自転車を漕いだ。