【完】3ポイント・ホームラン!~夏空の下、貴方に伝えたい~


朝出発してから、どれだけ時間が経ったか分からないけど、太陽は少し動いただけで、まだ存在感は凄い。

蝉の声が余計に熱さを感じさせるから、困ってしまう。



「ぷぷ。二人の手、汗だく」


「お前! 誰の為に手を繋いでるち思ってるんだよ」

「はは。酷いな」

「それでも繋いでくれて、――ありがとう」


素直にそう言うと、それ以上悪態を付かなかった。




――二人とも大好き。


そう言おうとしたけれど、飲み込んでそう言った。