そのあと私は急いで支度を始めた






ていうか…






『こ…ここの制服かわいい!!』






私の高校は、優秀クラスと一般クラスにわかれてる






一般クラスの制服は、白のブラウスに黒のブレザー。それに赤のスカートと、赤のリボン。なの通り一般的。




それに比べて優秀クラスはというと…







「黒いブラウス。」






「白のブレザー。」






「紫のスカートに?」







「ダイヤのネックレスか。」






「「流石優秀クラス」」





今の順番はこう





琉→遥→琉→遥







『だよねだよね~☆』






プラス私








『ってぇ!!な…ななな何で私の部屋に入って来てるの!?』








「いやーどんなもんかなーっと」






「どうかなーって」







『だ…大丈夫…です。』







「まぁ予想通り制服は似合ってねーな」







『…………へ?』







「制服に着られてるな」







「いやー姫ちゃんに似合ってると思うけどな~」








「いや。似合ってねーな」






「そうかな~」






「そうさ。俺はいつだって正しい」







「はいはい」








「でもホント似合ってねー。」








―――――ブチッ







『もう怒った…もう怒ったぞ!!』






「「へ?」」






『こ…この!!琉なんて大嫌いだ!!』








「え…えぇ!?」









「家出してやるー!!」







「「えぇえ?!」」








私は玄関に向かって走った






って玄関遠!!!!






どんだけ走れば…







と、後ろを向くと…






「ッチ…」







舌打ちしながら全速力で追いかけてくる琉が!!








前を向けば家のドアが!!








後ろから聞こえてきたのは…







「ッチ…コノヤロッ……待ちやがれっ!!」







ひぃいいいい!!






鬼!!鬼鬼鬼鬼ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!








私は家のドアを思い切り開けて、「助けてーーーー!!!!!!!!!!」と言いながら学校まで走った






琉は途中まで追いかけてきたけど、諦めて帰ったみたい…





ふぅ…







よ…良かった~!!






逃げ切れた!!









さてと…高校は…






と、私は大変なことに気づいてしまった…







『こ…ここ……どこ?』