「ひ、日高くん、日高くん!」 「…、」 や、やっと起きてくれた…! ホッと胸を撫で下ろしてフニャリと笑う 「先生怒ってるから、ね?」 そう言って教卓を見やると担任である国語科の先生がまだこちらを睨んでいた 「ねむ…」 それに体を縮こませる私のことなんて気にせず 「だ、だめだってばー!」 再び腕に顔をうずめる日高くんに思わず声を上げる 早いもので席替えからもう二週間が過ぎた …そして、日高くんと友達になってからも