『空兄待って!』

空兄は足を止めた

こちらを振り向かず

『空兄・・もし・・またこんなことが起きるのなら・・おい、出てこい』

倉庫の外で待機していた咲皇の仲間が入ってきた

『私たち咲皇が全力で空皇を・・・・止める』

空「・・お願いだから帰ってくれ・・」

それだけ言って立ち去ってしまった

『うっ・・・』

こらえていた涙が溢れ出した

葵「咲・・・」

葵が優しく抱きしめてくれ、咲皇の奴らは涙する者、俯いている者がいた

『ううっ・・どうして・何も言って・くれないの・・』

葵がポンポンと背中を叩いてくれる

『うっ・・どうしたらっ・・いいのっ・か・・分からない・・』

葵「バカ!」

『え?』

葵「お前には仲間がいるじゃん!分からなかったら皆で考えればいい!!1人で背負うな!」

『ありがとう・・』