檸檬色










「ねえ祈愛ちゃん、なに食べたい?」

「んー。オムライス!(笑)」

「えー俺ラーメンの気分だったんですけど…(笑)」

「えっ、じゃあ聞かないでくださいよ〜!(笑)」

「うそうそ。(笑)オムライス行こ」







先輩はいつも、年下のアタシをからかうように話す。






左の口角をキュッとあげて、イタズラする小学生みたいに。







この人ほんとに18歳?って感じ(笑)








でもそれが可愛くて、愛しくて、出会ったばっかりなのに、すごく好きだって感じる。





食べる姿を見るだけで、ドキドキする。










「あーお腹いっぱいだわ。(笑)」

「アタシも!(笑)」

「公園でも行くー?なんか外でゆっくりしたい。」








お店を出て、
私たちは近くの公園にいった。





公園は静かで、真っ暗で、なんだか緊張する。






沈黙が続いてるし、何か話さなきゃ。









こんなときに限って、出てこない。











「ねえ祈愛ちゃん、俺さー、




祈愛ちゃんのこと気になってしょうがないんだよね。


俺と


付き合って欲しい。」






息が止まりそうだった。






だって、




大好きな人が自分のことを好きなんて、奇跡じゃん。






「アタシなんかで、



いいんですか?」







「バカ。(笑)祈愛ちゃんがいいのー。」









嬉しすぎて言葉が出ない。
なんだって頑張れそうな気がした。






夢じゃないよね?







これが高校生活なんだ。







なんて綺麗なんだろう。
なんてキラキラしてるんだろう。



なんて素敵なんだろう。







今日は人生の忘れられない日になりそう。