檸檬色








階段の途中でも緊張する。


筧先輩、まだいるかなあ。





あ、この間筧先輩と一緒にいた女の人だ…







「あのっ!筧先輩いますか?」

「あぁっ!たしかのあちゃん?覚えてる(笑)たぶんハルもう帰っちゃった〜。」

「あ、そうなんですか…。また明日来ます!ありがとうございます!さようなら!」









筧先輩もう帰っちゃったんだ。


せっかく勇気出したのになあ。








「美波帰ろー。」

「あれ、早いじゃん、筧先輩は?」

「帰っちゃったって…」

「うーん、まじか。ねえ!祈愛!今日カラオケ行かない?!気晴らしに〜♡」

「カラオケ?!行くいくぅ〜♡歌いたいよぉ〜!!!(笑)」








そういえば放課後遊びに行くのって初めて。

美波ってよくカラオケとか来るのかなあ…。

あっちにいた時はほとんどカラオケか地元イオンしかなかったもん(笑)








「ねえ!!!!祈愛!!!!!!あれうちの高校の制服だよ!!!!!」

「うそ?!誰だろ…



えっ、筧先輩………?と彼女?」







たしかに筧先輩だった。

横の女の人、すごく可愛かった。
小さくて、細くて、もろそうで。


アタシとは正反対だなぁ。


少しはダイエットとか頑張んなきゃ…。






アタシが可愛くなったら
筧先輩の未来にアタシがいることって


あり得るのかな?