3学期の半ばあたり…


ぁたしは変わらず達也のそばにいる。




失った記憶も少しずつだけど

戻り始めていた。






そんな時、ぁたしの耳に嬉しい知らせが入った。




達也がレギュラーに選ばれたのだ。





『やったぞ、羽音!!!』

「よかったね…よかったねぇ!…グスッ」

『泣くこたねーだろ!』

「だってぇ…」




嬉しくて嬉しくて


次の日曜日…試合の日が

待ち遠しくて待ち遠しくて

たまらなかった。




早く来ないかな~


日曜日~♪




そうして日は過ぎ、





いよいよ当日…。





『俺ぜってぇシュート決めるから見に来いよ!』


朝一番に達也から入った電話。



嬉しくて嬉しくて



「頑張ってね!!!」と言った。


















これが…



達也との最後になるとも知らずに…。