「あれ?そういえば、おばあちゃんは?」 「夕食の準備をしに台所へ行ったよ」 麟がちょうど部屋の前を通っていた紫に聞くと、笑顔で答えてくれる。 麟は千恵子を手伝うため、二人に断ってから台所に向かった。 「おばあちゃん、ただいま。何か手伝うことはある?」 「麟、お帰りなさい。じゃあ庭に干してあるお魚取ってきてくれる?」 「うん。分かった!」 麟は玄関から庭に回り、干してあった魚を持つ。 敷地が広すぎて、庭に回るだけでも一苦労。 結構時間がかかる。