「靴ゲットー!」


「イェーイ!」


陽花とパチンっと手を合わせたあと教室に向かう。


「あら、姫神さん。」

早川は私に気付くと近寄ってきた。

「靴が無いって噂が…え…。」

私の足元を見た瞬間青ざめた。
そりゃそうだ。”隠したのに何で?”って思ってるんだろう。

「あー、靴?犯人も馬鹿だよねー。
靴なんていくらでも用意出来るし!
ほんっと大馬鹿〜アハッ」


馬鹿を強調していってあげた。


「〜〜っ!そ、そうね。
それより、姫神さんは何も感じないのかしらっ?」