それからえみが病院を退院した。 でも、そんなのどうでもよかった。 どうせ覚えていないのだから… …と言ってもえみの家は俺の隣にあるから毎日えみの姿が視界に入ってくる。 その度に俺は目に涙を浮かべた。 辛くて… 苦しくて… そしてえみのことが好きで… 幼馴染としてではなく、1人の女の子として…