と…その時…


「…れい…あ…」



えみの声が聞こえた。


まさかと思いえみを見るとしっかり目が開いていた。



意識を…

意識を取り戻したんだ…!




「…えみ…」


俺はえみの名前を優しく呼んで、ベッドの隣に置いてある椅子に座った。



それから少しして先生が来てえみの体に異常がないか確かめた。


「…大丈夫ですね。
念のため3日間入院してもらいます。
では、失礼します」



そう言って病室を出て行った先生。


それと同時に他の皆も病室から出て行った。