…んっ…
ここはどこ?
私は真っ暗闇の中、1人立っていた。
「ここはどこ?松坂くん?
松坂くんどこ!」
『えみ…』
…っ!この声は…
絶対に忘れたくないあの子の声…
「恭子…?」
『久しぶり、えみ』
恭子の声がする方を見ると、恭子が立っていた。
うん…本当に久しぶりだよ…
会いたくて会いたくて…
もう一度お喋りがしたくて仕方がなかった…
私は恭子に抱きついた。
そして…
「…ごめんね…私の所為で恭子…」
私は謝った。
ずっと謝りたかった。
恭子のご両親が私の所為じゃないと言ってくれても、私を守ろうとして死んでしまったのは事実。
『いいの。私は後悔してない。だって親友のえみを守ることができたんだよ?最高の死に方じゃん!』
「恭子…」
後悔してないの…?
最高の死に方だ…って言ってくれるの?
『あのね…龍汰、今えみの通ってる学校にいるでしょ?きっとあの人はまたあの過ちを犯す。だから止めなきゃいけないの。えみ、出来る?」
同じ過ちを犯す…
つまりまた蹴られて、誰かを殺めてしまうかもしれない…
そういうことになる。
「私が…止めるの?
私でも出来る?」
怖いものは怖い。
だから止められるか不安だ。
『大丈夫!えみなら出来る!だって私の親友なんだから!』
そう…だよね…
恭子の親友だもん!
恭子が見守っててくれるよ!

