「柑也。私、お見合いをすることになったわ。」 柑也は布団から顔を出す。そして右京は足を止めた。 「いいわよ。好きな人と結ばれるって。柑也と一緒の頃をたまに、思い出すわ。」 お見合いをすると言ったのは柑也を励ますためかもしれないけど心のどこかで右京が嫌だと思ってくれないかと思ってたかもしれない。 「あなたたちは本気でぶつかり合ってないだけよ。私のときだってあなたは曖昧なまま終わったんじゃなくて?ちゃんと本気、出しなさいよ。」 それだけを告げて私は部屋を出る。