「おはよう....」 「おはようございます。加桜様。昨晩はごゆっくりできましたか?」 「ん、まぁ普通かしら。」 朝、私は召し使いと朝の挨拶をかわし、一日をはじめる。 「お食事の用意は整っております。」 最近、引っ越してきたこの家はやっぱりまだ馴れない。 無駄に広いし。ここに住んでいる人の顔を全員、覚えられていない。 「おはよう、加桜(カグラ)。」 「おはよう。」 このときに幸せと感じられるのは恋している証拠なのだろうか。 最も、実ることはないのだけれど。