ちゃんと、伝わってますか?
そう言うよりも先に、ドキドキとする鼓動を押さえながらあたしは桐谷くんの頬に手を伸ばした。
だが触れる直後、教室内が一瞬ピカッと光る。
え?
次の瞬間。
――ピッシャーンっ!!!
「ひいっ……!!」
轟くような騒音に、あたしはビクリと肩を振るわせた。
「カミナリ?今の音、たぶん近くで落ちたな……」
「!!」
う、嘘でしょ……!怖い怖い怖い!!
ふるふると体が震えてしまう。
あたしはカメムシもゴキブリもカエルもなんでも平気だ。素手で触れるし、なんなら握りつぶすことも可能だろう。それもどうかと思うけど。
だけど……!!
どうしても、カミナリだけは怖いんだ。


