「ちょっと待って。無駄な抵抗はやめなよ。いずれ警備の人が来ると思うしそれまで待ってる方が……」
「いいえ、諦めません!!」
再び強く言い切った。
一刻も早く、桐谷くんをここから出してあげなきゃ。
「……はぁ。今さら何を言っても無駄みたいだね。
……じゃああんた、スマホ持ってないの?誰かに連絡取れない?俺、荷物全部教室だから」
……はっ!
桐谷くんはなんて賢いんだろう!
「あたし、制服のポケットに持ってます!」
輝かしい希望を持ちながら、あたしはブレザーのポケットからスマホを取り出した。
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