「……あたし、迷惑じゃないかな?晩ご飯までお邪魔して……」
「少なくとも、母さんは大歓迎だと思うよ」
「お父さんは……お会いすることになるのかな?」
「たぶんね。いつも夜ご飯までには帰ってくるし。
あの人女の人に慣れてないから、おどおどしいけど大目に見てやって」
「そんなそんな……!滅相もございません……!」
そう言うと、桐谷くんは何を思ったのか、顎に手を当て何かを考え始めた。
「……? どうしたの?」
「ちょっとさ、ここに座ってくれる?」
桐谷くんは、自分の隣を指差してそう言った。
あたしはおとなしく、言われた通りに従う。
「こう?」
「うん。いい感じ」
そう言った次の瞬間。
あたしの太ももあたりが、ズシリと重たくなった。


