【完】クールな君に胸キュン中!




あたしを甘やかすように、優しい指先が髪の毛をとくように撫でていく。


髪の先まで神経が行き渡ってるみたいに、あたしの体は桐谷くんに反応している。



「……修也、くん……」


「ふっ……いいね。それ」



満足げに笑ったあと、桐谷くんはあたしの頬をぷにぷにとイタズラっぽくつまんできた。



「ほっぺ、すげー赤い」


「だって、恥ずかしい、から……」



あまりにも恥ずかしすぎたため、あたしは肩に力を入れてうつむいてしまった。



たけど桐谷くんは、それを許さないとでも言うように顎を掴み、顔を上げさせる。



「ダーメ。もっかい呼んで」


「えっ……」


「ほら、早く」



有無を言わせないような、強引なお願い。



ホントにズルいなぁ……こういうところ。



「修也……っんん」



くん、とは言わせてくれなかった。


それは、桐谷くんのキスによって飲み込まれてしまう。



唇が離れると……。



「……うん、呼び捨ての方がいいな」



なにがっ!


勝手に決められても、そんなのあたしには荷が重すぎてまだ無理です……っ!