「別に。あんた達のことを試しただけよ。どうせ上辺だけ関係だから、すぐ終わるんだろうなって……。そう、実験してみただけよ!」
開き直るタイプかよ。
1番最悪なパターンだな、こいつ。
「わざわざ気遣ってくれて、ありがとう。
でもそんなの必要ないんだよ。俺が彼女にベタ惚れだから」
「……なっ」
「俺が離すつもりないから、終わることはない。あなたに何をされようと」
須賀って人は、俺の言葉に口を結んでしまった。
どこか悔しそうに、下唇を噛んでいる。
「まあ、あなたのその実験のせいで、奈乃が傷ついたことに関しては、俺、許すつもりはないから」
「……うっさいな。いいわよ別に!んなやつ、こっちから願い下げだし!
もういい?超つまんない、帰る……!」
「あ、待って」
逃げようとする彼女を引き止め、俺は最後にとどめを刺す。
「次、彼女に手ぇ出してみろ。女だからって容赦しないから」
「〜〜〜!! もう二度と近づかないわよっ!」
最後まで仮面の笑顔を保つことができなかった須賀さんは、そう叫んで去って行ってしまった。


