「正直俺は、あなたに何言われてもいいけど、彼女には手を出さないでもらえる?」
「は?」
「あなたが俺を悪く言うのがイヤで、別れるとか言いだすんです。それだと俺が困るんで」
「……知らないわよ。奈乃が過去のことをバラすなって頼むから、あたしはただ、言うこと聞いてもらう交換条件をだしただけ。だから……」
「だからこの子を脅したって?もう二度とやめてもらえませんか?そういうの」
俺は須賀って人に一歩歩み寄る。
奈乃は目を丸くしていた。
「バスケのことに関してなら、俺がもっと上手くなればいいだけの話だけど、奈乃のことを貶すなら、俺が許さない」
「……っ」
須賀さんの眉間にシワが寄る。
ギロリとキツく、睨まれた。


