「奈乃ってさ……なんで他人にそこまでするの?」
「ん?」
「自分を犠牲にしてまで、する必要ある?」
言われてしばしば考えてみた。
なんでって、改めて聞かれると難しい……。
けど言うならば、
「舞ちゃんが好きだからかなぁ」
「……!」
ギョッと目を見開いた舞ちゃんは、そのまますぐにあたしからパッと目を逸らして歩き出した。
さっきの3倍も速いペースだ。
「は、はやっ!待って舞ちゃん!」
「うるさいついて来んな」
「えっ!?なんで!?」
今、あたしの超分厚いハートがバリンって音たてて壊れたんですがっ!


