毎日とでも言うように、いろんな女の子に呼び出されて告白されていた君。
かっこいい。イケメン。と、みんなが噂していたから、むしろ知らない人はいないってくらい有名人で。
そんな彼女達よりも先に、あたしは君と出会ってるのに……まるで初めて会ったような感覚にとらわれたんだ。
……だって、この高校に入って君を見つめていたのに、君が誰かと笑ったり、楽しそうにしてる姿を見たことがない。
いつも独りで行動していて、まるで一匹狼のよう。
強そうなのに、どこか寂しげで、目が離せなかった。
すれ違うたびに思うのですを
ああ、またあんな目をしてる……と。
なにがあったんですか?
どうして寂しそうなんですか?
……どうかもう一度、あの笑顔を見せてくれませんか?
心の中で問いかけても、君に届くはずはなくて。


