「ねぇ、君いまひとり?」
突然、声をかけられビックリする。
何かと思い顔を上げれば、見知らぬ男性がいた。
「え?」
「浴衣可愛いね。ね、ひとりなら一緒に行かない?」
OKしたわけでもないのに、強引に手を握られる。
「あの、あたし人を待ってて」
「そう言って俺を追い返そうとしてるでしょ〜?嘘つかなくてもいいよ」
え。
嘘じゃないんですけど!
「あの……!あたしに何か用でもあるんですか?」
「え?もしかして気付いてない?君のことをナンパしてるんだけど」
……へっ?
「……って、えええぇ!!?」
これがナンパ!?
ていうか、あたしにナンパ!?


