【完】クールな君に胸キュン中!




なにを偉そうに……って、桐谷くんは思うかもしれないから、言わないけど。



でもきっと、徹くんも桐谷くんのことが好きなんだろうなってことは、わかる。



あたしが恋した男の子は、わかりずらいけれどとても優しい人だから。




「俺は……あんたに徹と会ってほしくないかな」



背後からつぶやかれた、どこかふてくされた声。


……え?


何かと思い振り返る前に、あたしの体はうしろからふわりと抱きしめられた。



背中を通して伝わってくる、桐谷くんの体温。


そのまま桐谷くんの腕が腰まわりを通って、あたしのお腹の前で組まれる。


ドキリと胸が高鳴った。



「徹と話せば、あんたは俺じゃなくて徹を好きになる可能性があるだろ?」



「……な、」