そのまま、ルンルンな気分であたしは足取りが軽く2階まで桐谷くんの誘導でついていく。
そんなあたしの緊張の和らぎを感じ取ったのか、桐谷くんはおだやかな笑みであたしを見ていた。
「ここ、入って」
1つのドアの前で立ち止まり、桐谷くんはそのドアを開ける。
あたしは少しの緊張と、初めて入る好きな男の子の部屋にドキドキと期待した。
……わぁっ。
シンプルでかつ、落ち着いたキレイな部屋。
しっかりと片付けられているところが、桐谷くんらしい。
「ここで、桐谷くんは生活してるんですね!」
「普通に考えてそうだよね」
「なんか、感動です……!桐谷くんが生活してる部屋を見たいって下心で来たけど……」
「そんな単純なことで感動してくれるんだ。てか、なにその下心」
あたしの発言に、おかしそうにクスクス笑う桐谷くん。
その笑みに、やっぱりあたしの胸はキューンと反応する。


