すると桐谷くんは、「そうだ」と思い出したように言った。
「どっか寄り道してく?」
……えっ。
「いいんですか?テスト前なのに」
桐谷くん、勉強したいんじゃないのかな?
「いいよ別に。でも俺、女の子が行きたいところとかわからないから、どこ行くかあんたが決めて」
「えっ……。んー、あたしは桐谷くんがいれば、どこでもいいんだけどなぁ」
思ったことを口にすれば、桐谷くんは目を見開いてあたしを見つめる。
そしてフイッと顔を逸らしてしまった。
「この天然無自覚め」
「えっ!?」
な、な、な、なんですと!?
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