【完】クールな君に胸キュン中!




「B組、スリーポイント!!」



審判のその声と共に、一斉に歓声が沸き起こった。



……入った……。



力が抜けて、あたしはその場に立ちすくむことしかできない。




桐谷くんはと言うと、大きく体をのけぞってシュートしたせいか、後ろ向きに尻もちをついてその場に脱力していた。



だけどすぐに、周りに人が集まってくる。



「桐谷!お前すげーよ!!」



「ナイスガッツだ!!」



いても立ってもいられなくなったのか、ケガしてるイッチーも勢いよくコートの中に入って、桐谷くんを抱きしめた。



「うわっ!」


「おっ前、すっげぇじゃねぇか!最高すぎるだろ!!」



……ああ、どうしよう。



まぶたがジワリと熱くなっていく。


視界がボヤけていき、頬に伝った涙が組まれた手の上に落ちた。