……は?
待てって。どういうことだ?
俺の知らない間に、折原奈乃は何をしてたんだ?
「お願い桐谷くん、その日記を読んで。バスケを諦めないで。日記には桐谷くんのことがビッシリ書かれてるの。
徹くんは、桐谷くんにバスケを残していったんだよ」
「……何してんの、あんた」
戸惑いのせいか、声が震えた。
だって全然わからない。説明不足すぎる。
今更、徹のことを言われて。こんな、日記があるなんて、そんなもん書いてたとか、知るはずないし……。
てか、そうじゃなくて……俺が知らない間に、何してたんだよ……。
「図々しくてごめん!でもね、桐谷くんに知ってほしい!
徹くんは、桐谷くんのことこれっぽっちも恨んでないよ。ずっと、大好きだったんだよ!」
そうじゃない。
……あんたがいなかっただけで、俺が不安だったこと、あんたは知らないだろう?


