「おい、大丈夫か!?」 突然大きな声が聞こえてきて、ふと我に返りコートの方へ視線を向けた。 するとそこには、足の脛を押さえて顔を歪めてる市原がいた。 近くでは、同じ中学のヤツらが不敵に笑っている。 ……あいつら、市原に何した? 松岡は他のチームだろうと関係なく、市原の肩に手を置いて心配しているようだった。 「市原くん……!」 俺の隣にいた中野は、焦った様子でギャラリーを飛び出ていった。 なんとなく、俺も着いて行った方がいい気がして中野に着いて行く。