なんで青い宝石?
バスケット関連のものなら納得もいくのに、どうしてこんな、俺がつけそうもないアクセサリーをあいつは選んだんだ?
わからない。
ただ、センスがないだけなのか。あいつなら、それもあり得る。
徹がいないまま、先輩達の引退試合が始まった。
俺は制服を着て、ただの無関係な傍観者みたく、コートの中を見ているだけだった。
松岡はチームに大きく貢献していた。
たぶん、あいつが次のキャプテンだろう。
……試合が終わったあと、俺はひとりで学校の体育館に来ていた。
なんとなく、試合を見ていたら無性にバスケがしたくなった。
持ち慣れたボールをついて、いつものようにシュートをきめる。
だけどそれは、ゴールに届くことなく地面に落ちた。
乾いた音が、静かな体育館に響く。
……あれ?
バスケって、こんなにおもんないスポーツだったっけ?


