【完】クールな君に胸キュン中!




そう言って松岡から手渡されたのは、青く煌めく宝石だった。



「それ、徹がお前に渡すためにって、買ったんだって」



松岡はあの日、徹の手に持ってる紙袋が気になって、それは何かと聞いたらしい。



すると、修也へのプレゼントっと、イタズラっぽい笑みを浮かべて徹は言ったそうだ。



徹は俺を追いかけてる最中に、トラックに轢かれて亡くなった。


だからたぶん、あのとき手に持っていた紙袋の中身だったんだと思う。



松岡は、徹の母親から預かったらしいが、救急車を呼んでくれた人が徹の手に持っていたモノに気づいて渡してくれたそうだ。



その人の話によると、中身は青い宝石とチェーンらしきものが粉々に壊れていたらしい。


唯一キレイに残っていたのが、たったひとつの青い宝石だった。