「俺、桐谷は謝らないと思うって徹に言ったんだ。そしたらあいつ、笑って言うんだよ」
――『大丈夫、大丈夫! 修也はちょっと意地っ張りなだけだから』
「お前のことひとつも疑わないで……。ただ、親友として信じてたんだと思う」
――『見てな。あいつ超優しいヤツだから、すぐに俺と仲直りするし!
絶対みんなでまたバスケしよーな!』
……優しいのは、どちらだったのか。
あんなにひどいことを言った俺を、なおも信じてくれたお前の方がよっぽど優しいっつーの。
「……あと、お前には絶対に渡さないといけないもんがある」


