そしたらきっと、徹は笑って許してくれる。
『仕方ないなぁ、修也は! 今回だけだぞ?
俺ってやっさすぃ〜!』
きっと、そんな風におどけてみせるんだろう。
そうだろ、徹……?
シャワーから上がって部屋に戻ると、俺は部活で使っていたバッシュを手に取った。
それをみてると、無性にバスケがしたくなる。
徹に言われた通り、ダメもとでも先輩達に謝ってみよう。殴った俺も悪かったんだ……。
そしたら徹。
また一緒にバスケ、やってくれよな。
――トゥルルルルル。
家の電話が鳴り響く。母さんがでたんだろう、すぐに鳴り止んだあと。
「修也ー、お友達から電話! バスケ部の子だって」
徹か?
あいつ、わざわざ電話してくるなんて。
俺は抑えられない笑みを浮かべ、電話まで急いで向かって、受話器を取った。
徹、ごめんな。
謝るから、話聞くから、だから明日こそは……。


