だけど、先輩からの嫌がらせはエスカレートしていくばかりだった。
最初は耐えていた俺だけど、いつしか精神的に参っていてきて、とうとう練習にも支障をきたすくらいになっていた。
徹とふたりで昼休みに練習しているときも……。
――ガンッ!
「くっそ!また外れた!」
シュートしたボールは、虚しくもゴールに入ることなく落下する。
そんなことにすら、イライラする。
「荒れてんな。もうすぐで試合だぞ?大丈夫か?」
「うるさいな、お前に口出しされなくてもわかってるよ!」
……あ。
感情に身を任せて、徹に怒鳴ってしまったことにあとから気づく。
「悪い……」
「いや、いいけどよ。 あんまり無理すんなよ」


