アーモンド型のキレイな瞳が大きく開く。
ユラユラと戸惑うように、キレイな目が揺れていた。
桐谷くんは、今もずっと過去にとらわれたまま苦しんでいる。
その苦しみは、桐谷くん意外にはわかることができないほど計り知れないものなのだろう。
でも……。それでも……。
「わかりたいんだよ……。桐谷くんがどうして悲しい顔をするのかとか。過去に何があったのか……」
「そんなの、あんたは知らなくていいよ。
教えるつもりなんて、ないし……」
拒絶されてもいい。だってもうあたしは決めていた。
これでもかってくらい、桐谷くんに踏み込むことを。
「それは、あたしが頼りないから?
ドジでバカで、鈍臭いから?鈍感だから?」
「違う……。逆」
「……逆?」
「本当のこと知ったら、あんたは俺のことを嫌いにな……」
「ならない!!!」


