「嬉しすぎてニヤニヤがおさまりそうにありません〜!」



「本人がそれで満足してんならあたしが言うことはないわ」



クールに言ってのける舞ちゃんは、颯爽とかっこよく教室の中に入って行った。



あああ、相変わらず冷たいなぁ。



でもまぁ、日頃から舞ちゃんに無視されたり冷たくされてるおかげもあってか、


どんなに桐谷くんに冷たいことを言われても、へこたれないという免疫がついたし結果オーライだよ。



何事もプラス思考プラス思考!




気持ちを切り替えて、元気よく教室に入った。







「桐谷くん、おはよう!」



「……うん」




あたしの朝は、いつもこれで始まる。