「おはよう!ナツ調子悪いのか?」 「うん、酷くはないけど登山だし…」 「そうか」 「トモは何で行かないの?」 「行きたくないから」 「なるほど」 図書室には2人の他は誰も来なかった。 「自習とは言え先生も来ないんだなー」 「そうだね」 「作文、書くか!」 2人並んで書き始めた。 机を並べて勉強した事が無かったから 不思議な感じ。 横顔を見たかったけど 目があったら気まずいと思い ひたすら原稿用紙に集中した。