2学期初めの朝 通学途中20メートルほど先を歩くトモを見つけた。 私は声を掛ける勇気もなくただ後ろ姿を見ていた。 普通におはようって言えば良いんだろうけど しばらく歩くと 距離が縮まってきて 少しゆっくり歩いたり 一旦止まってみたり “何やってんだアタシ" 周りの人は変な目で見ていただろう。 次の曲がり角で曲がることにした。 「ナツ、さっきから何やってんの?」 「うわぁ!もしかしたら気付いてた?」 「うん、一緒に行くか?」 「いいの?」 トモは頷いた。