「あれ御幸、明日どっか行くのか?」 「あ?あぁ奏か。行くよ」 奏は勝手に御幸の部屋に入ってきて机に向かう。 どうやら数学のノートを返しに来たそうだ。 「1人でか?」 「いや友達と」 「お、誰だよ。まさかの彼女とか?」 そうニヤニヤ聞いてくる奏に言えやしない。 まさかお前の妹と出掛けるなんて。 「彼女なんていねぇーよ」 「お前顔はいいけどなぁ」 「俺は顔だけかい」 そう言って部屋から奏を追い出す。 早く追い出さないとボロが出そうだ。