ポジティブGIRLと愉快なBOYたち

スプーンで皿の底を叩きまくっていると、ソラに落ち着けと静かに言われた。





あ、機嫌良さそうでなにより。





悠「なんか今日の黎、山より酷くない?」




夏「まあしょうがないよね」




「ねえ架月ちゃん」




架「はいはい」




「俺ずっと考えてたんだけどさ」




空「まさかのデジャブか?」




「架月ちゃんのこと呼び捨てで呼んでいい?」




郁「ほんと突然だな!笑」





キョトンとした架月ちゃんは目をパチパチさせていたが、やがて照れたように笑いながら小さく頷いた。





その返事に大きくガッツポーズをした。





「よっしゃーっ!」




沙「それって必然的に俺たちも呼び捨てで良い的な?」




架「おーYES」




夏「黎ナイス」





ソラは何も言わないけど表情筋は緩みっぱなしだ。そういうとこが可愛い。





郁「良かったねー」



穗「食べたまま喋らない」





ラーメンを口にしながらケラケラ笑ってる郁翔さんに柔らかい口調のまま葛をいれる穗陽さん。





いいコンビだなーと思いながら、





「架月」





早速呼んでみる。と、





架「ん...うん?」





ちょっと恥ずかしがりながらコクコクと頷いた。





呼ばれる方もあれだけど呼ぶ方もなかなかくすぐったい。


でもほんの少し架月、...に近づけた気がする。いや嬉しいね。





沙「架月」




架「うん」




夏「架月」




架「うん」




郁「なんか面白いな 笑」




悠「かーつき」




架「う...うん」




空「...架月」




架「...っうぁああー!!空祈に言われるとやっぱ破壊力違うね!」